岩木山百沢登山道 (奥宮登拝道)
岩木山は、中世以降修験道の峯入り修行の場となる。
山で霊魂が再生するという古い観念は、修験道や山岳仏教とつながって盛んとなった。これが次第に供養ともなり五穀豊穣祈願の山かけや、成人儀礼のお山参詣(登拝行事)に発展した。山頂まで約6kmには、七曲がり、坊主転ばし、鼻こぐり等苦行に必要な難所があり、二十六神(天然石)の巡礼を経て約四時間、奥宮(山頂)に達する。 (説明板から)
青森県弘前市大字百沢 【あおもりけん ひろさきし おおあざ ひゃくざわ】
いわきやま
じんじゃ
岩木山神社 ◎由緒沿革
当社は昔から「お岩木さま」「お山」と親しんで呼ばれ、陸奥津軽の開拓の神、農海産物の守護神、また祖霊の座すところとして崇められてまいりました。神山・霊山である岩木山は津軽全土から仰望せられ、人々に慈しみの徳を授けまい、郷土人の生活と心のよりどころであります。 岩木山大神は太古より神霊岩木嶺にお鎮りになられ、今から約一二〇〇年前、宝亀十一年(七八〇)社殿を山頂に創建したのが当社の起りであります。 世々の地頭・領主何れもがよくそう崇敬の赤誠をつくし、江戸時代には津軽藩主為信・信牧・信政により大造営が行われ、近代には崇敬者の熱意を集めて、建造物、諸施設とも整い、名実ともにその偉容を誇り、畏き辺りも日本の北門鎮護の名社として、農業・漁業。商工業・医業・交通関係、とりわけ開運福の神として、色々の宗派を越え、深い信仰の源として厚く崇敬されております。 新しき時代に向い、ご神徳のまにまに、日本人の心の絆としてひとしく拝し、ご神威ますます輝かしく仰ぎ奉られるのであります。 (説明板から)