千國写真館
富士山本宮  浅間大社
駿河国
するがのくに
ふじさんほんぐう
せんげんたいしゃ
国指定特別天然記念物
 
湧 玉 池(わくたまいけ)
この池は霊峰富士の雪解けの水が溶岩の間から湧き出るもので水温は摂氏十三度、湧水量は一秒間に三、六キロリットル(約二〇石)年中殆ど増減がありません。
昔から富士道者はこの池で身を清めて六根清浄を唱えながら登山するならわしになっております。(説明板から)
流鏑馬祭縁起
 社伝によれば建久四(一一九三)年五月源頼朝が富士の裾野で鎌倉武士を率いて巻狩を行ったとき当浅間大社に参詣し、流鏑馬を奉納したのに起因すると言われる古儀である。
当大社所蔵の天正五(一五七七)年の富士大宮御神事帳や、慶安三(一六五〇)年の富士本宮年中祭礼之次第にも、五月五日の条に、五月会流鏑馬、と記載されている。又その当時の古文書、朱印状等によれば武田勝頼より流鏑馬料、豊臣秀吉及び徳川家光よりは御朱印地の寄進があり神事祭礼として国家安寧のため誠を尽くして蛮行するように下知されていたことを知ることができる。現在は五月四・五・六日の三日間にわたり行われ四日が前日祭、五日が本祭、六日が後日祭になっている。五日の本祭はこの祭の中心で、拝殿で祭典を行い、ついで練行と称して神馬を中心に宮司以下神職、弓武者、槍武者、鎧武者、射手代官、射手、氏子代表、稚児等が市内を練り歩いた後、桜の馬場に参入して、鎌倉武士を髣髴させる絢爛豪華な神事流鏑馬式が古例によって盛大に行われる。 当日は端午の節句でもあり近郷近在から二十万余の参詣者で境内は終日殷賑を極めることは昔も今も変わることがない。
  平成七年五月五日  (説明板から)
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富士山本宮
 浅間大社
静岡県富士宮市宮町【しずおかけん ふじのみやし みやちょう】
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