飛騨一ノ宮

ひだいちのみや
がりゅうざくら

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千國写真館
臥龍桜
臥 龍 桜

座 禅 石
大幢寺の本寺である高山の雲龍寺の開山了堂真覚和尚がいつもこの岩の上で座禅を組んで修業しておられた。或時ヽ白髪の翁が現われて、「われは一の宮の神であるが今法を求めてここにきた。」と申された。和尚は佛祖単伝の正脈を授けまいらせた。翁は殊のほか満足されて、「如何にしてこの報恩に報いん。」と申されたので、和尚は「前の宮川の流れが滝のようで読経の妨になるから、神の御力によって、音を止めていただきたい。」と申し上げると、「それはいとも易きこと。」といって忽ち姿が消え失せてしまった。やがてあじめに命じて川の水を地下に潜らせられたという。それ以来、寺前の流れは伏流するようになった。あじめは一の宮の神のお使いの魚として村人は捕獲したり、食べたりしない。
(説明板から)

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 臥 龍 桜

樹種   江戸彼岸桜
樹高   二十米、目通り六・八四米
      四月下旬開花する
樹齢    一千年余で県下で淡墨桜に次ぐ第二位の古木
      国の天然記念物指定
         昭和四八年五月二六日

 この老大木の桜はちょうど龍が臥しているようだというので、大幢寺第二十世道仙和尚が臥龍桜(がりゅうざくら)と命名したといわれる。技が童れて地につき発根して母樹よリ養液不要となり、そこまでの部分が枯損した。昭和三十四年伊勢湾台風の析、龍の首の部分が折れた。然し頭部が一本立となり原形を留めている。樹下の枯木はそれである。
      (説明板から)

岐阜県高山市一之宮町【ぎふけん たかやまし いちのみやまち】

開花状況:満開