二重鳥居
山王坊遺跡
中世の山王坊跡と伝えられる遺跡である。発掘調査の結果、その中心的建物群が判明した。それによれば、北側の山腹から出土した大石階のある一連の遺跡、その東側に点在する磐座らしき石塊群に方向軸を待つ山麓平坦の建物群の二地区に大別される。二遺跡の中心軸は相互に交叉するところから大石階の遺跡が古く、これが埋没してから南方平坦地の建物群が建設されたようであるが、両者共に建物の配列は神社的である。 当時の宗教界は神仏混淆が甚だしいが、ここからの出土遺跡と遺物によって、現段階では神仏習合性の津濃厚な神社跡とするのが妥当であろう。なお、多くの未発見施設が地下に埋没している可能性が非常に大きく、今後の発掘調査にかかっている。 明確な中世の社寺遺跡の実例は全国的にみても非常に少ないため、現時点における山王坊遺跡は具体的な津軽の貴重な中世資料を提供してくれる。
(説明板から)
「くぐり」方の説明
「茅(ち)の輪くぐり」の準備中でした
二重鳥居(山王鳥居に屋根が付く)
本殿につづく鳥居
参道の二重鳥居(平成五年三月、安藤氏の文化を 顕彰するシンボル塔として建立)
青森県五所川原市相内 【あおもりけん ごしょがわらし あいうち】
拝 殿
山の神信仰(石には「山神」と彫られている)
拝 殿+神楽殿?
本 殿
山王坊遺跡