岐阜県恵那市山岡町久保原 【ぎふけん えなし やまおかちょう くぼはら】
やまおか
つめきりじぞうそん
爪切地蔵尊由来
(弘法大師が一夜で爪で彫られたと伝う)鎌倉時代の終り、文保(一三一七年)の頃京都より草伯という僧が行基作の薬師如来を奉持してこの地を訪れた。村人は草伯に帰依して草庵を建てて歓迎した。ある時、この草庵を訪れた一老僧があった。一泊して早朝辞して去ったが、苔むした長方形の粗末な石に浅い線で地蔵尊の姿が彫刻してあった。草伯は昨夜の僧は弘法人師であったかと有難く思った。弘法大師は、己に建てんとずるとき、夜明けとなり一番鶏りが鳴き、馬のひずめの音、人の近ずく気配を感じ急いでその場を立去り前に傾いたままであると言う。いつの頃か村人達がこれを真直に起したところ、災厄病難が起こり又、元の如くしと言う。祭典には煙火を場げる定めで約三百年の伝統がある。
縁日 大祭八月十六日伝統綱火花火大会
小祭毎月十六日祈願祈祷
祈願 開運厄除、病気平癒、諸願成就
全国に三体霊験あらたかにして御利益多し草伯の捧持した薬師如来は現在林昌寺の本尊として同寺にまつってある。
爪切地蔵観光協会 (説明板から)
日本一の水車
日水一の水車
山岡町内には、明治がら大正時代にかけで陶石を細かく砕くのに石粉水車が活用されでいた。特に小里川ダム工事によっで水没した地域に多くの水車があったことから、小里川ダムの完成を機にこの地域の産業遺産のシンボルとしで、この水輪の直径が24.0mを擁する日水一の水車を整備した。 なお、水車の水輪の大きさは、世界的にも例の無い大きさである。
水車の構造
水車の形式:胸掛け水車
水輪の直径:24.0m
水車塔(柱脚):14..15m
水輪の材料:杉
平成16年3月吉日 山岡町
(説明板から)
岐阜県恵那市山岡町田代 【ぎふけん えなし やまおかちょう たしろ】