ぎょくせんどう
玉泉洞は、地元では「宇和川壕」と呼ばれかなり以前から知られていましたが、
入ロから500m程のところまでしか探索されていませんでした。
昭和42年3月、愛媛大学学術探検部第四次琉球列島調査隊(隊長山内浩教授)によって
本洞のほか前川渓谷にある多くの洞穴の調査、探検が行われました。
第七次調査の昭和47年4月28日には、「玉泉洞」と名称をかえ本洞の800mを整備し
観光洞となりました。観光洞のオープン後も調査は続けられ、昭和49年7月新洞が
発見され、全長5,000m、日本第二の長さを誇る鍾乳洞になりました。
玉泉洞一帯は、サンゴ礁の海が広がり、この海が隆起サンゴ礁の島となって
玉泉洞が生まれました。他府県の古生代の固い石灰岩とは違い、サンゴを主成分とした
柔らかな琉球石灰岩の中で発達した玉泉洞は、鍾乳石の成長が早く100万本の鍾乳石が
多種多様に変化、東洋で最も美しい鍾乳洞ができ、学術研究においても特に貴重な
洞穴と評価されています。
一般公開されているのは、890mで、見どころは、東洋一洞、白銀のホール、黄金の盃、
絞り幕、白銀のオーロラ等素晴しい景観を誇ります。また、洞内には水が流れ水温22度、
洞内温度21度を保っているため、リュウキュウコキクガシラコウモリ、コンジンテナガエビ、フナやカニ等、30種類以上の生物が棲息していると同時に、サメの歯やクジラ、リュウキュウジカ等、化石が蓄積した状況も観察できます。
琉球王国城下町・工房
おきなわワールド(テーマパーク)入り口
おきなわワールド案内
沖縄県南城市玉城字前川 【おきなわけん なんじょうし たまぐすく あざまえかわ】
東洋一洞
槍天井
初恋広場
連聖殿
白銀のオーロラ
幸福の泉
玉泉洞【青の泉】