【上石の不動桜・忠七桜・乙姫桜・小沢の桜（2004）】

郡山市指定天然記念物
上石の不動ザクラ

平成十三年五月二十九日指定
上石の不動ザクラは、樹高十六ｍ、幹周五．三ｍ、目通一・六八ｍ、枝張りが東西に十ハｍ、南北に十六．五ｍで傘状に広がっている樹齢約三五〇年と推定されるシダレザクラです。
桜のそぱに、不動明王を祀るお堂があるところから「上石の不動桜」と呼ばれていますが、このお堂は、
幕末、上石に移り住んだ、三春藩士が寺子屋として使用し、子弟の教育をしたと伝えられています。
　花見の時期には、県内外各地から「三春滝桜」や市指定天然記念物である「紅枝垂地蔵ザクラ」とともに
多くの観桜客が訪れ、「滝桜」の孫であるという説もある名木です。
　　　　郡山市教育委員会　　　（説明板から）

乙姫桜 （天然記念物）

仙台藩伊達正宗（一五六七～一六三六）が将軍家へ桜苗木を献上する途中、
白河で休憩したときに住職がその一本を所望したため、
境内に植えられたものと伝えられている。
その後、年代を経て寛保元年（一七四一）より現在の開会山妙関寺の境内になっている。
同種の桜は前橋、宇都宮にも植えられたと言われているが、現存するものはこのしだれ桜だけで、
その濃艶な花色はこの地方に比類のない見事なもので、年毎に色香を増し名木として有名である。

昭和三十八年　　指定
白河市教育委員会