天然記念物(高神代桜について)
当寺境内の山高神代桜は、彼岸桜の一種でエドヒガン 別名アズマヒガンなどともいわれ日本中部特有の桜樹で あります。樹齢は、千八百年以上といわれ樹勢盛なりし 頃は根まわり約十二米、高さ三十米、枝張り東西に二十七米南北に三十一米といつた巨木で最大最古の桜でありまであります。
長い歳月の風雪等の被害で中央幹、南北の枝は折れ東西 の枝も半分以上くち昔のおもかげはありませんが、日本一き誇るかんろくき示しております。
傅説では景行天皇の皇子、日本武尊が御東征の折此の地を訪れて御手植せられたものと いおれております其の後一度枯死せんとした時、偶々日蓮聖人が巡錫せ
られ深くこれを惜しまれ、その蘇生を祈願されました処 爾来不思議にも樹勢一変して今日に至つておるところから一名妙法桜ともいれております。
大正十一年十月史蹟名勝天然物保存法に依り、最初の記念物として内務大臣が、之を指定しております。
実相寺 (説明板から)